事の始まりは令和元年7月1日
日本が韓国への半導体の製造材料の輸出管理を7月4日から他国と同じ扱いにすると言い出しました。
具体的にはフッ化ポリイミド、フッ化水素、フォトレジストの3品目です。
特にフッ化水素の依存度が高く、半導体で世界シェアを取る韓国にとっては輸入の遅れは非常に痛手となることは間違いありません。
日本側の言い分としては、韓国側に重大な違反があったとのことですが、その内容は公にはされていません。
韓国としては、徴用工問題に対する報復だと騒ぐのもタイミング的には無理はないでしょう。
韓国の対応
御多分に漏れず、『遺憾の意』を表明されています。
ついでに輸入管理強化の白紙撤回を求めています。
折衷案などは全くなく、ただひたすらに日本側の輸出管理強化は違法だとか、参議院選に合わせた国民感情へのアピールだとか繰り返すばかりです。
そのおかげか、日本への渡航のキャンセルは6割を超え、日本製品の不買運動が連日報道されている状態です。
日本側の対応
日本側としては、とりあえず『ホワイト国』と呼ばれる輸出特例国から韓国を外して元に戻すだけです。
これは今まで特例措置として甘やかしてきて、好き勝手にやってきた韓国の扱いを他国と同列に扱うことを意味します。
徴用工の問題にしても、すでに国際的に解決をみている問題を再び持ち出し、何度も何度も金をせびる国に嫌気がさしているのでしょう。
この徴用工の問題に関しても、解決への方向性は示されず、日本企業の財産を勝手に換金してしまう始末です。
個人的な感想
正しいことに耳を傾けない国民性も十分に問題ですが、日本に対するヘイトだけを自身の支持率に使う頭の弱い韓国のトップがいる限りは解決はしないでしょう。
自国のことばかりをアピールして、都合の悪いことは隠蔽、日本のような対外的に強く出ない国対しては理不尽ばかりを押し付けるというエゴイズムはただの犬にしか見えません。
今回の輸出管理強化によって、少なからず日本もダメージを受けるかと思います。
それよりも韓国にNOと言える状態であることの方が今後の国際的な立場からするとプラスに働くのではないかと期待しています。
ただ、懸念しているのが、トランプ氏が日本と韓国の仲裁に入ることになった場合に、安保条約の兼ね合いで日本が折れざるを得ない状況に陥ってしまわないとも限らないことです。
安倍さんには上手い立ち回りを期待しています。