薬剤師のチラシ裏

【職場の人間関係】調剤薬局で仕事をしない・できない人はどう対応する?

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全然仕事ができない人がいるんだけど

筆者

ときどき受ける相談だねえ

薬局の後輩

昨日も女先輩がパートさんに怒ってましたよ

筆者

あんまり厳しく言うと辞めちゃうから困るんだけどなあ

薬局の後輩

私は平和に過ごしたいのに

仕事ができない人がいるという相談を時々いただきます。

『ピッキングが遅い』
『一包化が遅い』
『仕事の流れを覚えていない』
『薬のことを全然知らない』
『店の電話に出ない・掛けない』
『疑義照会をしない・したがらない』
『配達をしない・したがらない』
『投薬をしない・したがらない』

ザ・調剤薬局的な内容が含まれていますが、思いつくのはこんな感じでしょうか。

できないことには理由のあることも多い

相談のあった内容を本人に確認すると、案外理由があったりします。

ピッキングが遅い

ピッキングが遅い理由としては薬の場所を覚えていないことが多いです。

原因としては薬に触る回数が少ないということが考えられます。

薬の種類は1000~1200程度の薬局が今は多いので、それをすべて正確に覚えておくのは難しいでしょう。

『大体この辺りを探せば見つかる』

という段階までいかないとピッキングは早くなりません。

とりあえずは薬に触れる回数を増やすことから始めましょう。

遅くてもピッキングをして、納品があれば棚へ入れる。

何度も繰り返すことで探し方が身についてくるでしょう。

一包化が遅い

これはピッキングと同じく、経験不足です。

例えば馬鹿正直に朝食後から撒いているのではいつまで経っても早くなりません。

一包化はいくつかの段階があって、

  1. PTPをピッキングする
  2. PTPから錠剤を除包する
  3. 分包機へ印字データを入力する
  4. 錠剤を撒く
  5. 分包機で分包する

基本的にはこれを上から順番に行うわけですが、例えば5の分包機で分包するスピードは常に一定です。

また、人がどれだけ手を加えても分包スピードが速くなるわけではありません。

らく錠くんなどを使って素早く除包したり、昼食後や夕食後などの比較的数が少ない服用時点から撒き始めて、分包機を動かしている間に別の服用時点を撒くなどという感じで時間を短縮できるところから手を付けるようにしましょう。

ここまで一人で考えられる人はそもそも遅いとは言われることはないでしょう。

できない人には一緒に一連の流れを行うことで気付きがあるはずです。

職場には色々な人がいる

小学校、中学校、高校、大学と経験してきて、いざ仕事を始めると色んな人がいることを思い知ります。

高校、大学は試験を受けて入っているので、学力的には似た人が多く、話が全くかみ合わないということもほとんど無いのではないでしょうか。

逆に小学校、中学校に関しては公立のことも多く、それこそピンキリ。

職場は確かに入社試験というある程度のふるいが存在しますが、いざ入ってみると正にそんな公立小学校の状態です。

ただ、記憶して良い点を取ることだけに特化した人は仕事ができず、仕事ができないという扱いを受けることになっています。

薬剤師の転職について

筆者

ここからは『転職』について話していくよ

薬局の後輩

先輩、今の職場辞めちゃうんですか?

筆者

今すぐの話じゃないけど、自分のキャリアアップのためには転職が必要な場合もあるだろうね

薬局の後輩

キャリアアップですか。
他の業種では見ますけど、薬剤師も関係あるんですか?

筆者

正直めっちゃ関係ある。
薬剤師こそ転職でキャリアアップを目指してほしいな

日本人ってあんまり転職にいいイメージって持ってないみたい。
1つの会社に長く勤めることが美学というか。

終身雇用の時代がありました

高度経済成長期は社会人になってから最初に勤めたところで働いていると勝手に年収は上がっていったんだ。

大学を出て、企業に勤め、結婚して子どもを育てて定年まで働く。
そんな米国のモデルケースがそのまま当てはまっていた時代だったわけ。

高度経済成長期は同じ会社にいてたらどんどん給料上がっていったやろけど、今はそうじゃないのは皆が知ってると思う。
あのトヨタ自動車でさえ終身雇用無理ー!とか言うてるくらいやし。

最近転職へのイメージは変わってきてる!

海外やと給料上げる手段として『転職』って認識されてるから、むしろ転職できる人の方が能力高いって評価されることもあるんよ。

まあ、転職希望の人はなかなかおらんやろし転職する、しないは一旦置いといて、転職サイトに登録するメリットがあるんよね。

転職サイトに登録すると当然いくつか転職先を紹介されるわけ。
当然転職にあたっての条件、その中でも大きいのは給料やけど、それが提示される。

その金額って、今の自分の市場価値なんよね。

日本人って自己評価するのが苦手やし、結構自分のことを下に見てる人が多いイメージ。
過大に評価しすぎるのも困るけどね。

自分の評価が正しくされるというのはこれからのモチベーションにも繋がるし、客観的な見方も身に付くからそういう機会があればやってみて欲しいな。

転職サイトの収益構造は紹介先からの支払いやし、紹介とかましてや登録するだけやったら全くお金かからへんわけよ。

転職サイトに登録するのは薬剤師だけじゃなくて、どの業種でもお勧めやで?

薬剤師の転職サイトのおすすめ

転職サイトを下に貼っとくけど、多くても2社までにしといた方がええで。
それ以上になったら連絡がめっちゃ大変やし。

一応おすすめはエムスリーキャリアかな。
求人に関してはやっぱり大手が強いんよね。

筆者

この下の各社広告から登録してもらえると本サイトの運営費用の捻出のためにも大変助かります!

(ぶっちゃけ2018年の開設からずっと赤字続きです)

薬局の後輩

ぶっちゃけすぎですよ先輩