薬剤師のチラシ裏

コロナ後遺症に効く薬はあるの?ブレインフォグや倦怠感、微熱が続くといった長引く症状には漢方薬が効くかも?

Pocket

コロナ後遺症には六味丸、四君子湯、六君子湯、人参養栄湯、四逆散などが使われています。

使い分けを見ていきましょう。

腎精不足(じんせいぶそく)

  • 疲労感・倦怠感
  • 記憶力・集中力の低下などのブレインフォグ
  • 微熱
  • 脱毛

これらの症状が続いてなかなか良くならないときは腎精不足の状態と考えられます。

DIオンラインより引用

六味丸(ろくみがん)

六味丸の別名を六味地黄丸(ろくみじおうがん)といいます。

●効能・効果
体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてり、
口渇があるものの次の諸症:
排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、かゆみ、夜尿症、しびれ
●成分・分量
成人1日の服用量12錠(1錠330mg)中、次の成分を含んでいます。
六味丸料エキス粉末(ジオウ2.5g、サンシュユ・サンヤク・タクシャ・ブクリョウ・
ボタンピ各1.5gより抽出。)・・・2100mg

八味地黄丸に比べて桂皮と附子が無いので、体力が無い人にも使いやすい内容となっています。

弱った体の機能を元気にして、症状の改善を行う薬と言えます。

心気虚(しんききょ)

  • 記憶力・集中力の低下などのブレインフォグ
  • 息苦しさ
  • 疲労感・倦怠感

これらの症状が続いてなかなか良くならないときは心気虚の状態と考えられます。

DIオンラインより引用