薬剤師

一般人にはトリダスPROをおすすめしないワケ(錠剤取り出し器)

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調剤をするときに避けて通れないのが一包化などにために行うPTPからの脱ヒートの作業です。

毎日のように続けていると親指の先が痛くなってきて、深爪が繰り返されて、段々と両方の親指の爪のピンクの部分が長さが違ってくることに気付く。

そんな薬剤師なら誰しもが抱える悩みを解決する器具を紹介します。

トリダス

トリダスの紹介

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出典:大同化工HP

以前から販売されているのがこちらの『トリダス』です。

トリダスのおすすめポイント

トリダスは受け皿が付属している

トリダスには受け皿が付属しているので、どこでも脱ヒート作業を行うことができます。

自宅などで一度に複数種類を服用する人は便利でしょう。

トリダスは薬を押し出す部分が見やすい

押し出す部分にオレンジ色のアーチガイドが付いていますが、押し出す瞬間も確認できるので、確実にPTPから錠剤を押し出すことができます。

トリダスは机に置いても使える

トリダスの裏には滑り止めが付いているので、机に置いて使用することもできます。

押す部分も比較的押しやすく作られているので、握力が弱かったり、手の不自由な人でも使いやすいと言えます。

トリダスは安い

トリダスの価格は1000円程度であり、安価に手に入れることができます。

トリダスのBADポイント

調剤にはトリダスの受け皿が邪魔になることがある

受け皿がある故に、一度に脱ヒートを行える量が決まっています。

それを超えて押し出そうとすると、錠剤が割れたりカプセルが潰れたりする可能性があるため、必ず一定量で空にする必要があります。
薬にもよりますが、私は14錠程度で一度空にしています。

急いでいると、これが案外手間に感じることが多いです。

受け皿を取り外したまま使用することもできますが、どこに落ちるかが分からないため広めの受け皿を別に用意しておく必要があります。

トリダスはどちらかと言うと一般向けの商品

トリダスは少量の脱ヒートが行いやすく、また手の不自由な人にも使える工夫がされているので一般向けの商品と言えます。

調剤時の大量の薬剤の処理には向いていません。

トリダスPRO

トリダスPROの紹介

トリダスPRO mainphoto トリダスPRO使用例4錠剤でもカプセルでもshutスピードチェック

出典:大同化工HP

トリダスPROのおすすめポイント

トリダスPROはそのまま落ちる

トリダスPROは錠剤を押し出した後、透明のガイドに沿って下へ落ちていきます。

受け皿がありませんが、下に受け皿を用意したり、分包機に直接落とすことが可能であり、調剤時間の短縮を図ることができます。

また、分包機に直接落とすため、手で触れることによる汚染を避けることができます。

トリダスPROは少しの力で使える

トリダスPROは握りこむタイプの形状で、トリダスに比べて少しの力で錠剤を押し出すことができます。

連続で使用することを考えたときに、疲れにくいというのはとてもありがたいです。

トリダスPROのBADポイント

トリダスPROは錠剤を押し出す部分が見えにくい

トリダスPROは錠剤押し出す部分に青色のガードが付いています。

このガードは透明ですが、使用するときの角度からは光って内部が非常に見えづらい状態となります。

そのため、グリップを握りこむタイミングが合わないこともあります。

なぜガードを付けたのか、なぜ青色なのか、個人的にはこれが最も惜しいポイントだと思っています。

トリダスPROは慣れが必要

トリダスPROは錠剤を押し出す部分が見えにくいことや、押し出した錠剤が跳ねないように空間位置を固定する必要があります。

今までにない操作のため、使いこなすまでに多少の慣れが必要となってくる印象です。

トリダスPROは高い

トリダスPROは4000円程度と、トリダスに比べて4倍程度の価格設定となっています。

買ったものの使えなかったらどうしようという心配が出てきてしまう価格です。

まとめ

トリダスPROは使いこなすまでに慣れが必要ですが、非常に便利な調剤器具です。

商品の性格上、業務用の色が強く、一般の方には持て余してしまうことでしょう。

トリダスPROは湯山製作所(ユヤマ)の分包機のユニバーサルカセットとは特に相性が良く、劇的な効果が期待できる組み合わせだと考えます。

価格がやや高価なため、大同化工に試用期間をお願いするのも良いかと思います。

ただ個人的には4000円の価値は十分に感じられるので、導入がまだのところは積極的に検討をしても良いでしょう。

 

 

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