今日は、円安が進んでいる状況でFXを行うことについて考えてみたいと思います。現在、1ドルは約137円で取引されていますが、これは昨年の同じ時期に比べて約20円も下落しています。また、1日の値動きも1円を超える日が多くなっており、市場の変動が激しいことがわかります。では、このような状況でFXを行うのはメリット、デメリットどちらが大きいのでしょうか?
まず、メリットとしては、円安によって外貨の価値が高まることです。例えば、1000ドルを持っていたとして、昨年の今頃は約15万7千円だったのが、今は約13万7千円になっています。つまり、2万円も得をしたことになります。これは、円安によって外貨の購入力が高まったことを示しています。また、円安によって日本の輸出産業が活性化されることも期待できます。日本の製品が海外で安く買えるようになると、需要が増えて売上が上がります。これは、日本経済にとってプラスに働くことです。
一方、デメリットとしては、円安によって輸入品の価格が上昇することです。例えば、石油や食料品などの生活必需品はほとんど海外から輸入されています。円安になると、これらの品物を買うのに必要な円が増えてしまいます。つまり、生活費が高くなることになります。これは、消費者にとってマイナスに働くことです。また、円安によって海外旅行や留学などの海外への支出が増えることもデメリットです。海外で使う外貨を買うのに必要な円が増えるため、旅行や留学の費用が高くなります。これは、国際交流や教育にとってマイナスに働くことです。
以上のように、円安が進んでいる状況でFXを行うことにはメリットもデメリットもあります。個人的には、メリットの方が大きいと思います。なぜなら、FXは短期的な投資ではなく長期的な投資だからです。短期的に見れば、円安は外貨を売るタイミングを逃す可能性もありますが、長期的に見れば、円安は外貨を買うチャンスだと思います。また、日本経済全体にとっても円安はプラスだと思います。なぜなら、日本は輸出大国だからです。輸出産業が活性化されれば、経済成長や雇用創出につながります。
もちろん、FXを行う際にはリスクもあります。市場の変動によって損失を出す可能性もありますし、レバレッジをかけすぎると追証を求められる可能性もあります。ですから、FXを行う際には自分の資金や目標に合わせて適切な戦略を立てることが大切です。また、常に市場の動向や経済指標などをチェックすることも必要です。
目次
日本人は貯金が好きですよね。
日本人は他の先進国に比べると、特に貯金好きです。日米欧の個人金融資産に占める現金・預貯金の割合は、日本が約54%に対し、米国は約13%でユーロ圏が約34%となっています。また、日本人は世界で最も貯金が好きな国民です。世界の個人金融資産に占める現預金の比率を確認してみますと、米国が13%、イギリスが23%、ユーロ圏が33%に対して、日本は52%です。このようなデータから、日本人は他国に比べて貯金を好む傾向があることがわかります。
仮に貯金するとなると、例えばゆうちょ銀行の普通預金口座の現在の利率は0.001%です。100万円預けると、1年間で10円の利子が付きます。1000万円なら100円。
しかも、現在は円安が進んでいることもあって、外国から見た貨幣価値はやばいくらいに下がっています。1ドル100円だったころからすると、現在のレートである1ドル140円では外国から見た価値は単純計算で100万円が71万円に減ってしまっています。
逆に1ドル100円のときにドルへ両替しておけば現在は140万円になっている計算です。
どうなっているんだというレベルですね。
貯金は決して安全な資産ではないということです。
FXを長期投資として行うときに気を付けておくことは何か?
FXは外国為替証拠金取引の略で、日本円や米ドルなどの通貨を売買し、その差益を狙う投資方法です。FXは短期的な値動きに注目する短期売買と、長期的なトレンドに沿ってポジションを保有する長期保有の2つの手法に分けられます。この記事では、FXを長期投資として行うときに気を付けておくことについて紹介します。
FXの長期保有とは
FXの長期保有とは、保有している通貨を決済せず、数週間から数年単位で保有し続けることを指します。FXの長期保有では、ポジションを長期で持つため、短期売買では得られないような値幅を1回でとれる可能性があります。また、短期売買に比べて取引コストが低く、値動きを頻繁にチェックする必要もありません。
FXの長期保有には、大きく次の2つの利益があります。
- スワップポイントでの利益
- 為替差益
スワップポイントとは、「低金利通貨売り+高金利通貨買い」のポジションを持っているときに得られる収益です。日本円を売って外貨を買う場合であれば、日本円よりも金利の高い通貨である「トルコリラ」や「南アフリカランド」などを買うことで、ポジションを持っている期間は定期的に受け取ることができます。ただし、逆に「低金利通貨買い+高金利通貨売り」のポジションを持ってしまうと、スワップポイントを支払わなければいけません。
為替差益とは、「安く買って高く売る」もしくは「高く売って安く買う」際に得られる収益のことです。例えば「1ドル=100円」で1万通貨を買い、「1ドル=110円」で1万通貨を売った場合、「110円×1万通貨-100円×1万通貨=10万円」が為替差益となります。
FXの長期保有のメリット
FXの長期保有には以下5つのメリットがあります。
- スワップポイントを定期的に得られる
- 1回の取引で大きな為替差益を狙える
- 取引コストが低い
- FXに時間を取られない
- 本格的な取引環境を整える必要がない
スワップポイントは定期的に得られる収益です。長期保有すればするほど、スワップポイントを多く得られます(ただし「低金利通貨売り+高金利通貨買い」した場合に限ります)。ただし、各国の政策金利の動きによりスワップポイントが変動する点には注意しましょう。
1回の取引で大きな為替差益を狙える点は、短期売買に比べて、1回の取引で大きな値幅を取れる可能性が高くなります。じっくりと価格が上昇(下落)するのを待って、タイミングを見て決済することで、効率よく大きな利益を狙うことができます。
取引コストが低い点は、短期売買をメインとするトレーダーに比べると、単純な売買の回数は長期トレーダーの方が少なくなります。FXでは、1回の取引あたりには必ずスプレッド(実質的な手数料)がかかります。頻繁に取引をする短期トレーダーに比べるとコスト面での負担は小さくなります。
FXに時間を取られない点は、一度ポジションを持ったらしばらく保有する前提でいるため、画面に張り付いて売買する必要がありません。このため、生活の中でFXに費やす時間は少なくなります。
本格的な取引環境を整える必要がない点は、短期売買に比べて細かい分析を必要としないため、取引環境はアプリでも十分となります。もちろんスマホでも短期売買をするに十分な情報は手に入りますが、各指標をチャート上に表示したりラインを引いたりといった必要性は低くなります。
FXの長期保有のデメリット
FXの長期保有する際にはメリットだけでなく以下3つのデメリットも把握しておきましょう。
- 塩漬けになる可能性がある
- 十分な資金が必要
- スワップポイントを多く支払うことも
塩漬けになる可能性がある点は、ポジションとは逆方向に為替レートが動くと大きな評価損を抱えたまま決済できずに「塩漬け」となる可能性があります。可能であれば損切りのタイミングを事前に決めておきましょう。
十分な資金が必要な点は、少ない証拠金でポジションの長期保有をすると相場が自身の想定と逆に進んだ場合にすぐロスカットが発動してしまいます。ロスカットになるとポジションが強制的に決済され損失が確定することとなります。長期保有をする前提であればあらかじめ十分な証拠金を口座に入れておきある程度の含み損に耐えられる状態にしておきましょう。
薬剤師が長期投資としてFXを行うべき3つの理由
薬剤師は忙しい!
薬剤師は医療現場で重要な役割を担っており、日々患者さんの処方箋の確認や調剤、服薬指導などに追われています。そんな忙しい薬剤師にとって、FXは時間や場所を選ばずに取引できるという点が大きな利点です。しかし、短期的な取引では常に市場の動向に目を配らなければならず、ストレスや疲労がたまります。長期的な投資では、自分の目標や戦略に沿ってゆっくりとポジションを築いていくことができます。また、長期的な視点で通貨の価値や経済の動きを分析することで、より深い知識や見識を身につけることができます。
薬剤師は安定した収入がある!
薬剤師は国家資格を持ち、医療機関や薬局などで働くことができます。そのため、安定した収入を得ることができます。FXはリスクの高い投資方法ですが、安定した収入があれば、その一部をFXに回すことでリスクを分散することができます。また、長期的な投資では、短期的な値動きに左右されずに堅実に利益を積み上げることができます。さらに、FXの利益は雑所得として課税されますが、長期的な投資では税率も低く抑えられます。
薬剤師は国際的な視野が広がる!
薬剤師は医薬品や医療に関する最新の情報や知識を常に学ぶ必要があります。その中には、海外の研究や開発、治療法や薬物療法なども含まれます。FXでは、世界各国の通貨や経済の動向を追うことになります。その過程で、国際的な視野や文化理解が深まります。また、FXでは英語や他の言語を使う機会も増えます。これらは薬剤師としてのスキルやキャリアにも役立ちます。