感染症

流行中の手足口病の発疹の写真画像。抗ヒスタミン薬での対症療法など治療方法もあわせて紹介。

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手足口病の症状

原因はエンテロウイルスの感染によるものです。
潜伏期間は3~5日、口の中の粘膜や手のひら、足の裏・甲など四肢の末端に2~5mm程度の水疱が現れます。
稀に肘、膝、おしりに出ることもあります。
この水疱はかさぶたにはなりにくく、3~7日程度で治ります。

しかし、口内の水疱に関しては潰れた後に口内炎となってしまう場合があり、痛みによって食事が摂れなくなってしまうこともあり脱水症状なども注意が必要です。

発熱は患者の3分の1程度に見られますが38℃以下のことがほとんどで、1日から3日程度で治まることが多いです。

似たような症状を持つ病気は以下のようなものがあります。

口腔内の水疱

  • ヘルパンギーナ
  • 単純ヘルペス
  • アフタ性口内炎

手足の発疹

  • 水ぼうそう
  • ストロフルス
  • 水いぼ

合併症は稀ですが、無菌性髄膜炎を起こす場合もあります。
無菌性髄膜炎の患者の9割以上が手足口病からの合併症であり、リスク管理が大切になってきます。

手足口病の治療

エンテロウイルスに効果のある薬はないため、症状が治まるまで対症療法を行うことになります。

痒みに対しては抗ヒスタミン剤の飲み薬や塗り薬を使います。
ステロイドは一時的ではありますが免疫機能を抑えてしまうために症状が悪化する可能性もあり、基本的には使われません。
ただし、強い皮膚炎や口内炎に関しては弱めのステロイドが使われることもあります。

手足口病の感染

飛沫感染と接触感染が主な感染経路

出典:知ってなっ得!感染症の予防HP

飛沫感染とは、くしゃみや咳などの際に出る飛沫によって感染する経路です。

出典:知ってなっ得!感染症の予防HP

接触感染とは唾液や鼻水が付いた手などを介して感染する経路です。
特に小さい子どもであれば、おもちゃの貸し借りなどで感染することもしばしばあります。

手足口病は子どもの病気と思われがちですが、大人も感染する可能性があります。
家族でうつしあってしまうこともありますので、自宅での感染予防も大切です。

また、感染力が強いのは発症してから2週間程度です。
ウイルスは1か月くらいは出ている状態ですが、感染力は弱く、発疹などの症状がおさまれば外出も可能と考えてよいでしょう。
ただし、皮膚の接触の可能性があるプールなどは控えた方がよさそうです。

手足口病を予防するには

何かを触ったときには必ず手洗いうがいをするようにしましょう。

症状がある人はマスクを必ず付けるようにして、感染を拡げないようにする意識も大切です。

患者が触れたものはアルコールでの消毒がお勧めです。

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