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薬剤師の独立、開業。年収は800万超え?収入をざっくり計算してみた

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一度は夢見る自分の城(調剤薬局)

資格を持っている人なら一度は思い描いたことがあるのではないでしょうか。

 

自分の店を作る。

 

調剤薬局は飲食店とは異なり、業務形態がほぼ確立されていて収入の目途が立ちやすいと言えます。

簡単に収支を予想してみる。

2017年の医療費データから算出、2018年に公表された数値が

処方せん単価 1枚あたり平均9,187円
薬剤料 1枚あたり平均6,880円

これは処方せん1枚あたりの保険請求額10割としての価格です。

また、現在『薬価差益』と呼ばれる卸価格と公定薬価はほとんど差がなく、消費税を含めると5%あるかどうかのレベルです。

つまり、粗利益を計算する場合

    処方せん単価-薬剤料×95%=処方せん1枚あたりの粗利益

となります。

数字を当てはめてみると

   9,187円-6,880円×95%=2,651円

処方せん1枚あたりの粗利益は2,651円となります。

 

一人でなんとか対応できる枚数として、1日あたりの処方せん枚数を20枚、
調剤薬局の開局日数は平均的な月25日とした場合、月に500枚の処方せんを応需することになります。

1か月の粗利益を計算してみましょう。

 2651円×500枚=1,325,500円

ここから出費として家賃、人件費などが出ていきます。

尚、その他の費用としては水道光熱費、リース代、保険料などが挙げられます。
これらを合わせて雑費とし、月約250,000円として計算します。

家賃 200,000円
事務人件費 200,000円
雑費 250,000円

1,325,500円-200,000円-200,000円-250,000円=675,500円

最終的な数字として、月に利益が675,500円と出ました。
結構現実的な数字ではないでしょうか。

年間だと8,106,000円となります。

これをそのまま給料とするのか、内部留保として貯めていくのかは分かれるところでしょう。

個人的にはおすすめできない理由

平均的な調剤薬局の収益の計算をしてみましたが、正直なところ個人的にはおすすめできません。

理由としては

  • これはあくまで『平均』であって、当然どの数値も上下する。
  • 門前の医院があれば、そこが潰れれば一緒に潰れる。
  • 一人でやると利益は総取りだが、ギリギリでは顧客満足度が上がらず、客足が遠のく原因にもなりかねない。
  • 一人でやると急な休みがそのまま収入に関わってくる。
  • 今後の調剤報酬はただ『調剤』をしているだけでは算定できなくなってくる。

薬剤師は大きな過渡期にあり、個人の薬局は非常に苦しい状況に置かれているのは事実です。

今後は調剤報酬以外の収入源を確保していく必要があるかもしれません。

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