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【薬剤師が飲むなら】新型コロナにかかったときに使いやすいかぜ薬を市販薬から選んでみた【これなら大丈夫】

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新型コロナ感染したときに使いやすいかぜ薬を選んでみた

とりあえずこの3種類があれば今流行しているコロナの症状への対応は可能です。

  1. タイレノールA ⇒ 熱さまし、痛み止め
  2. メジコンせき止め錠Pro ⇒ 咳止め
  3. ペラックT錠 ⇒ のどの腫れ・痛み

タイレノールA

タイレノールA

タイレノールAの特徴

タイレノールAの主成分は『アセトアミノフェン』です。

処方箋医薬品であれば『カロナール』、『アンヒバ坐剤』と同じ成分となります。

昔から使われている成分で、使い方や副作用などの成分に関するデータがたくさんあり、安全に使える薬と言えます。

相性の悪い薬もほとんどなく、子どもから大人まで幅広く使える解熱鎮痛剤と思ってよいでしょう。

残念ながらタイレノールAは15歳未満への適用がありませんので使わないようにしてください。

カロナール錠(アセトアミノフェン)

成分名アセトアミノフェン(添付文書)
効能・効果解熱・鎮痛
医療用の販売規格錠剤(200・300・500mg)

カロナールが有名ですが、コカール錠という名前でも販売されていた時期があります。成人で解熱鎮痛で使用する場合、アセトアミノフェンとして300~500mgの間で使用するように添付文書に記載されています。

現在はアセトアミノフェン錠に統一されつつありますので、そのうちカロナールという名称も無くなるかもしれません。

薬の特徴としては発売されてからの使用経験が長く、小児や妊婦、授乳婦の解熱鎮痛剤としての第一選択とされるなど安全性が高い点が挙げられます。

胃腸障害が見られにくく、空腹時の服用も問題ありません。

他剤との相互作用もほぼないため、使いやすい薬と言えます。

しかしながら極まれに肝機能障害を起こす可能性が示唆されていますので、この点には注意が必要です。

メジコンPRO

メジコンせき止め錠Pro

メジコンProの特徴

主成分はデキストロメトルファンです。

医療用としては『メジコン』が有名ですね。あのやたら小さくてツルっとした錠剤です。

こちらも昔から使われている薬で、安全性の高い薬と言われています。

若干眠気の出る場合があるので注意しておきましょう。

これも小児や妊婦、授乳婦にも使える安全な薬ですが、このメジコンProは15歳未満の小児への適用がないので使わないようにしましょう。

ペラックT錠

ペラックT錠

ペラックTの特徴

トラネキサム酸を主成分とする医薬品です。

医療用としては『トランサミン』が有名ですね。

同じ成分の市販薬であれば『トランシーノ』が有名かもしれません。

ペラックTトランシーノの金額を比べてみました。

ペラックT錠トランシーノ
1箱当たりの内容量36錠240錠
1日量(トラネキサム酸の量)6錠(750mg)4錠(750mg)
1箱当たりの服用できる日数6日分60日分
Amazonでの価格1,936円5,966円
1日当たりの費用322.6円99.4円

ペラックTが圧倒的に高いです。

ただ、ペラックTにはカンゾウやビタミンB2が含まれているので、口の中に炎症が起きているという症状に対しては効果的な内容となっているので、単純な比較はできません。